注文住宅を建てる際には、様々なことを同時並行で進めていく必要があります。まず最初のステップとして行う必要があるのは、住宅を建てる土地探しと、土地の購入のための資金調達です。土地の購入を現金で行う人は別ですが、住宅ローンを活用する人は金融機関に融資依頼を行う準備を進めておく必要があります。住宅を建てる土地が見つかり、資金調達の目処がついたら次に行うのは注文住宅の施行業者の選定と工事請負契約の締結です。

尚、工事請負契約を締結する前までには住宅ローンの申し込みおよび融資審査に通っておく必要があります。住宅ローンの審査に通り、工事請負契約の締結が完了したら、注文住宅の建設が始まります。住宅を建設する前には地縄張りや地鎮祭を行うのが一般的です。この儀式が完了したらあとは施行業者が事前の打ち合わせに基づき工事を進めていきます。

注文住宅の工事にかかる期間は住宅の設計やデザインによって異なりますが、平均すると3ヶ月から6ヶ月程度です。工事が完了すると、完成した住宅の完了検査と竣工検査が行われ、これが無事に完了すると施主に引渡しが行われます。尚、引渡しに際しては、表示登記および保存登記の申請といった行政手続きが発生します。住宅メーカーによっては施主に代わってこうした行政手続きを代行して行ってくれる業者もあります。

こうした行政手続きが完了すると、全ての手続きは完了となり、施主は引越しをする事が可能となるのです。