理想の注文住宅を建てるためには、家そのものが理想的でなければなりませんが、しかし家だけが大事なわけではありません。理想の家をどこに建てるか、場所も重要だということを覚えておいてください。これはいわゆる立地条件のことを指していますが、立地条件が悪いところに家を建てても、暮らしは快適にはなりません。例えば、周辺の環境が汚染と悪臭漂う状況であったなら、仮に建物が豪華であったとしても、日々を快適に過ごすことはできないでしょう。

それどころか不快な気分が続くことでノイローゼになり、そこに住んでいられなくなるかもしれません。こうしたこともあるので、注文住宅を建てるときは、必ず立地条件の確認もしっかり行っておくようにしましょう。実際に、立地条件で確認すべきところはたくさんあります。今は汚染のことを取り上げましたが、他にも、職場や学校までの所要時間、交通機関の状況、役所、官公庁の位置、お店、コンビニなどの分布、道路の幅員など、いろいろな要素があります。

土地の値段を見れば、その場所がどんな立地条件にあるか大体分かりますが、現地を自分の目で見ておくことも大切です。よって、不動産売買契約を正式に結ぶ前に、必ず自分の足で現地を確認しておきましょう。ちなみに立地条件の調査では、時間帯を変えて現地を見ることも必要です。なぜなら、同じ場所でも時間帯によって状況が異なることがあるからです。

例えば、夜は静かでも昼間は騒音が激しいとか、この時間帯だけ人通りが多くなるなどです。一生に一度あるかないかの注文住宅建設なので、後で後悔しないですむように、現地調査は細かく徹底的に行っておきましょう。