注文住宅は施主の希望にそって設計から施工まで実現してもらえますから、あいまいなテーマでも遠慮せずに工務店に伝えましょう。子供のいる世帯ならば、留守にする時間の安全性を高めるために、いくつか取り組んでおきたいポイントがあります。敷地面積における建物面積は、建ぺい率を守る必要があるため、一戸建て住宅は敷地内に余裕があります。駐車場にしたり、庭にしたり、用途は自由です。

注文住宅では、庭木のデザインも相談できる場合があります。防犯性を高めるためには、落葉樹と常緑樹のバランスも考慮しましょう。落葉樹は冬になると枝になり、見通しが良くなります。年末年始など、防犯性を高めたい時期に見通しを良くできるので、生垣にしても効果があります。

常緑樹は目隠し効果が得られます。常緑樹と落葉樹をバランスよく配分して、生垣を施工してもらえば、フェンスや塀を施工しなくても訪問者の侵入を抑制できます。注文住宅は敷地内すべてのデザインに対して施主の希望を反映させやすいのが特徴です。隣接する住宅や道路に対して、効果的な生垣を施工してもらえば、簡単には侵入できない防犯性を確立しながらも、仰々しくない外観に仕上げられます。

防犯性を高める効果の得られる庭木や生垣は、肥料を与えたり、枯葉の清掃など手間が掛かりますが、観葉植物の栽培や家庭菜園が好きな世帯であれば、無理なく維持管理できますし、通行人から不審がられることなく防犯性を維持できます。