注文住宅は施主が求める住みやすさを実現できるオーダーメイドの建設によるものです。家族構成や生活スタイルに応じて間取りや内装、設備などを選ぶことができるものですが、これまでは価格の高さが課題となっていたものです。けれども最近ではローコストによる建設が増えてきています。大手のハウスメーカーが手掛けるローコスト住宅は建材を規格化することによって、その仕入れコストを大幅に抑えています。

さらにその工法を工夫することによって工期を短くすることで建築費を抑えています。設計においても、幾つかのパターンを用意しておいた上で、好みに近いものから選んだものを基盤に手を加える形で行うものとなります。一方で工務店などによる注文住宅の建設もコスト削減が課題となってきています。施主の希望を取り入れつつも、いかにして基本性能を高めるかに取り組んでいるものとなります。

断熱性や機密性を高めることで光熱費を抑えた生活を送ることができるようになります。さらに耐久性や耐震性を向上させて長期優良住宅の認定を受けることで、税金の還付を受けたり金利優遇の措置を受けることができるようになります。その分建設費用の負担を減らすことにつながります。このように予算や土地の形状などに応じて最適となる業者や工法を選ぶことにより施主が求める条件の住まいを建てることができるわけです。

注文住宅はこのような自由度が高いことも大きな魅力となっています。