施工業者による注文住宅の着工がスタートしてから、建設の完了までの間にも色々やるべき事があるので理解しておきましょう。注文住宅は一から建物を作る為、その過程を見る事が出来ます。工事契約を終えていよいよ着工が始まったら、手土産を持って近隣の方へのご挨拶周りに伺いましょう。工事の音などで周囲のご迷惑となる可能性がある為です。

これからお隣さん同士で長い付き合いになりますので、お互い良い関係を築いていく事が大切になります。工事前には、建築工事の基礎となる、地縄張りをします。地縄張りとは、建物の大きさや部屋割りなどを把握する為に地面に縄を貼って目印を付ける作業の事です。地縄張りが終わると、敷地を清め、工事の安全と建物の末永い平穏を願う地鎮祭が神主さんによって行われます。

米や塩、野菜等のお供えと、神主さんへの謝礼(約3~5万円)が必要になります。また、施工業者によって異なりますが、上棟式を行う場合があります。正式に行う場合は20~40万円程の費用がかかる為、業者に確認しておきましょう。地鎮祭が終わると、建物の土台を作る基礎工事がスタートします。

注文住宅においては、この基礎工事が最も重要な部分となり、建物の強さや耐久性に大きく影響します。したがって、工事の進み具合などを見ながら、わからない事があればどんどん質問しましょう。次に、屋根工事、外壁下地工事、玄関ドアやサッシを取り付ける外部建具工事、その後に配管工事、設備機器や照明器具を取り付ける内部建具工事が行われます。最後に、役所による検査に合格後、工事責任者や施主による建物の最終チェックを行い、工事は完了です。

注文住宅のことならこちら